両陛下、日本近代美術の名作鑑賞 開館60周年特別展 

東京国立近代美術館で開催中の特別展を鑑賞される天皇、皇后両陛下=10日午後、東京都千代田区

 天皇、皇后両陛下は10日、東京都千代田区の東京国立近代美術館で開催中の特別展「美術にぶるっ!ベストセレクション日本近代美術の100年」を鑑賞された。

 西洋美術の影響を受けたとされる日本画家土田麦僊が大正時代に描いた代表作「湯女」を前に、天皇陛下は「フランスにも(土田は行っていたのですか)」と質問。説明役から渡欧中の話を聞くと、皇后さまは「たくさん西洋で見てきたんですね」と感心していた。

 特別展は同美術館の開館60周年を記念し、日本の近代美術の歴史を回顧。日本画家上村松園の戦前の作品「母子」など、重要文化財に指定されている収蔵品13点を中心に14日まで公開している。


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