顧問に「30~40発殴られた」 自殺前日、母親に明かす 

男子生徒が自殺した大阪市立桜宮高の前に置かれた花束=9日夜、大阪市都島区

 大阪市立桜宮高2年でバスケットボール部主将の男子生徒=当時(17)=が、顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた後に自殺した問題で、市教育委員会は10日、生徒が自殺前日の昨年12月22日に練習試合から帰宅した際、母親に「今日もいっぱい殴られた。30発から40発かな」と話していたことを明らかにした。

 一方、顧問は市教委に「数発たたいた」と説明。話が食い違っており、市教委は当時の経緯について、さらに詳しく調べる。大阪府警も暴行容疑などを視野に捜査している。

 市教委によると、顧問は練習試合中にタイムアウトを取り、「発奮させるため」として生徒をたたいたという。


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