安倍総裁、憲法改正へ連携模索 金融緩和、日銀に圧力 

新内閣の発足に向け見解を表明した記者会見で、挙手する内外の記者から質問者を選ぶ自民党の安倍総裁=17日午後、東京・永田町の党本部

 自民党の安倍晋三総裁は17日、衆院選での圧勝を踏まえて党本部で記者会見した。憲法改正の要件を定めた憲法96条の改正に関し「日本維新の会とみんなの党も基本的に一致できるのではないか」と述べ、連携を模索していく考えを表明した。日銀に対しては選挙結果に触れながら思い切った金融緩和へ圧力をかけた。政権公約で掲げた「教育再生」を議論するため教育再生本部を政府に設ける意向も示した。

 改憲で協力を求める政党名を挙げたのは、公明党を含めても過半数に届かない参院を念頭に「部分連合」を構築し協力を得ていきたいとの狙いがある。


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