猪瀬氏、最多400万票 改革姿勢アピールし浸透 

東京都知事選の初当選から一夜明け、テレビ番組収録前に取材に応じる猪瀬直樹氏=17日午前、東京都港区

 石原慎太郎氏辞職に伴う東京都知事選で初当選した前副知事の猪瀬直樹氏(66)の得票数は400万票を超え、国内選挙で個人が得た票数としては史上最高となった。これまでの最高は、1971年都知事選の故美濃部亮吉氏の約361万票だった。

 新人9人の争いは、石原氏から後継指名を受けた猪瀬氏が自民党の支援や公明党、日本維新の会の支持を受けて優位に立った。地下鉄一元化や電力・エネルギー改革への取り組みを強調して改革姿勢をアピールし、無党派層にも浸透した。


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