日産、HV15車種を投入 大幅拡充で挽回目指す 

日産自動車が現在販売しているハイブリッド車「フーガ ハイブリッド」

 日産自動車は12日、既存モデルの改良を含めたハイブリッド車(HV)15車種を、2016年度までに順次発売すると発表した。これまでは電気自動車(EV)に注力し、HVはライバルの後塵を拝してきた。EVが伸び悩んでいることもあり、HVの車種を大幅に拡充して挽回を図る。

 来年以降、北米向け中型車「アルティマ」など前輪駆動のHVを順次発売するほか、「スポーツタイプ多目的車(SUV)などを含め、主要な車種はHVにしていく」(志賀俊之最高執行責任者)方針だ。

 日産は現在、後輪駆動の高級車「フーガ」「シーマ」の2車種と、簡易型システムを載せたミニバン「セレナ」の計3車種のHVを展開。


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