ネット被害の人権相談、最多に 法務局が代理で削除要請 

 インターネット掲示板で中傷されたなどとして、昨年1年間で全国の法務局に3113件の人権相談が寄せられ、過去最多となったことが12日、法務省への取材で分かった。ネットの普及を背景に相談件数は2001年の約16倍に急増。法務局は被害者に代わって書き込みの削除要請もしており「困っている人は連絡してほしい」と呼び掛けている。

 法務省人権擁護局によると、相談は(1)掲示板で娘の名前を挙げて「きもい」「嫌われている」と中傷(2)自分の名前と年齢、風俗店に勤務していた過去を書き込まれた(3)携帯電話メールアドレスが無断で掲載され、見知らぬ人からメールが届いた―など。


  • LINEで送る