国交省、インフラ点検基準見直し トンネル天井板崩落事故で 

 中央自動車道の笹子トンネル天井板崩落事故を受け、国土交通省は11日、道路や河川、港湾といったインフラ全般の維持管理を徹底するため、点検基準の見直しなど対策強化に乗り出す方針を固めた。笹子トンネルの管理責任を中日本高速道路会社が一義的に負っていることに「丸投げ」との批判があるため、国の関与を強める方向で検討する。

 国交省によると、自治体が修繕の予定などを明記した「長寿命化修繕計画」を策定し、計画に基づいて点検や修繕を進めている道路橋を参考に、ほかのインフラでも同様の対策ができないか議論する。


  • LINEで送る