「1万人の第九」が30回目 大阪と東北で「歓喜の歌」 

大阪城ホールで開かれた、年末恒例の合唱コンサート「サントリー1万人の第九」=2日、大阪市中央区

 世界最大規模とされる年末恒例の合唱コンサート「サントリー1万人の第九」が2日、大阪市中央区の大阪城ホールで開かれた。1983年に始まり、今年で30回目。昨年に続き、東北会場(宮城県名取市)と中継で結び、東日本大震災の被災者らと一緒に「歓喜の歌」を高らかに響かせた。

 ピアニストの辻井伸行さんや歌手の平原綾香さん、槙原敬之さんらがゲスト参加。小学生から92歳まで、公募で集まった大阪会場の約1万人と東北会場の宮城、岩手、福島3県の約300人が、佐渡裕さんの指揮でベートーベンの交響曲第9番を力強く歌い上げた。


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