世界遺産候補に731部隊跡地 中国、登録目指しリスト発表 

 【北京共同】18日付の中国各紙によると、中国国家文物局は17日、世界文化遺産登録を目指す45件のリストを発表した。故宮(紫禁城)を含む北京中心街一帯や、旧日本軍が細菌兵器の開発・実用化を目的に設置した旧関東軍防疫給水部(731部隊)跡地が入った。

 現在の北京の原型は明代につくられた。南北約8キロの中軸線に左右対称に広がる街全体を登録候補とした。北京市は登録に向け、旧市街の外壁や故宮を囲む壁にあったれんが造りの城門など約100件の建造物の再建・修復を進めている。

 731部隊跡地は黒竜江省ハルビン市にあり、2002年に申請が計画された。


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