「国家主権守る」と習主席 中央軍事委会議で強調 

中国共産党の習近平総書記

 【北京共同】17日の新華社電によると、胡錦濤国家主席の後継の共産党中央軍事委員会主席に就任した習近平党総書記は16日に北京で開かれた軍事委拡大会議で軍に対し「軍事闘争の準備が最も重要という立場を堅持し、国家主権、安全、発展の利益を断固守らなければならない」と強調した。

 軍の強い支持を受けている習氏は、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を国有化した日本政府に対して強硬姿勢で臨むとの見方があり、今回の発言にも日本やアジア回帰戦略を打ち出したオバマ米政権をけん制する意図が込められているとみられる。


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