米、ミャンマー制裁の大半解除 民主化後押し 

 【ワシントン共同】米政府は16日、対ミャンマー制裁の一環として科してきた同国製品の輸入禁止措置の大半を解除したと発表した。オバマ米大統領の19日のミャンマー初訪問を前に、同国の民主化を後押しし、関係強化に向けた前向きなメッセージを出す狙いがある。

 ミャンマー製品の米国への輸入許可は約10年ぶり。これまで金融や投資分野で先行してきた米国による経済制裁の解除が貿易の幅広い分野に拡大することになる。

 ミャンマー国営紙が15日、受刑者452人に恩赦が与えられると報じるなど、同国は民主化進展をアピール。内政の安定や経済発展のために輸入禁止解除を求めていた。


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