CIA資料「テロ」削除 前長官、政治目的は否定 

 【ワシントン共同】米中央情報局(CIA)のペトレアス前長官は16日、上下両院の情報特別委員会秘密公聴会で証言、リビア米領事館襲撃事件の発生直後からCIAはイスラム過激派のテロと認識し、対外的な説明資料草案にもそう記述したが、最終的にテロへの言及が削除されたと語った。公聴会出席者の話として米メディアが報じた。

 与党民主党議員によるとペトレアス氏は、削除は大統領選への影響回避という「政治的理由」のためではなく、テロ組織に米側の見方を知らせないためだったと証言。一方、どの段階で削除されたかは不明だと述べた。


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