イラン、遠心分離機の設置完了 地下核施設で 

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)は16日、イラン核問題報告書をまとめ、同国が中部フォルドゥの地下核施設に設置したウラン製造用の遠心分離機について、8月時点の2140基から約2800基に増加したと明らかにした。同施設は2009年に存在が判明。イランは当初から遠心分離機の拡充を表明しており、これで設置が完了したことになる。

 このうち実際に稼働する遠心分離機は約700基で、2月時点から変わっていないが、さらに別の約700基が稼働に向けた段階にあることも分かった。


  • LINEで送る