北朝鮮が黄海周辺で盗聴 韓国軍分析、140キロ範囲 

 【ソウル共同】16日付の韓国紙、東亜日報は、韓国が北朝鮮との黄海上の軍事境界線と位置付ける北方限界線(NLL)の南側140キロにわたる広範囲で、北朝鮮の朝鮮人民軍が韓国軍の無線や携帯電話を集中的に盗聴していると報じた。韓国海兵隊司令部の内部文書の内容として伝えた。

 海兵隊の分析によると、黄海の南北境界水域を管轄し、2010年に延坪島を砲撃した朝鮮人民軍第4軍団が、延坪島やペンニョン島など島しょ地域を盗聴するための施設を設置し、無線の大部分を盗聴しているとみられる。

 同地域は地形的に有線網の設置が困難なため韓国軍は無線を多用し、盗聴されやすい。


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