木寺大使、来月に中国赴任へ 同意を取り付け 

木寺昌人内閣官房副長官補

 政府は16日、駐中国大使に内定している木寺昌人内閣官房副長官補を12月下旬に赴任させる方針を固めた。中国政府のアグレマン(同意)を取り付けた。週明けにも大使人事を閣議で正式決定する。政府関係者が明らかにした。

 発足したばかりの習近平新体制との間で、尖閣諸島問題で冷え込んだ日中関係の立て直しを図る。現大使の丹羽宇一郎氏は11月末に帰国する見通しで、大使不在の間は堀之内秀久駐中国公使が代理を務める。

 木寺氏は外務省国際協力局長や官房長を経て9月から現職。丹羽氏の後任に内定していた西宮伸一氏の急死に伴い、抜てきされた。


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