日本、国連の安保理改革で訴え 来年中にハイレベル会合を 

児玉和夫国連次席大使

 【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は15日、安全保障理事会の改革問題で本会議を開いた。日本の児玉和夫国連次席大使は常任、非常任理事国双方の拡大をあらためて求め、議論を進めるため7月に国連で提起された「安保理改革ハイレベル会合」を来年中に開催するよう訴えた。

 日本はドイツ、インド、ブラジルとともに常任理事国入りを目指す4カ国(G4)として運動している。ハイレベル会合は安保理改革政府間交渉のタニン議長(アフガニスタン)が提起した。

 タニン氏が同時に提案した、議論のたたき台となる「簡潔な作業文書」作成についても、児玉次席大使は実現を求めた。


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