2012年11月16日 08:00 | 無料公開
【イスラマバード共同】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州チトラルの地裁は14日、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱する発言をしたとして冒とく罪に問われた20代の地元男性に死刑判決を言い渡した。複数の地元メディアが15日、報じた。 冒とく罪での死刑判決は、2010年11月に中部パンジャブ州に住むキリスト教徒の女性に言い渡されて以来。人権団体からは刑法の改正を求める声が上がっているが、改正の動きは進んでいない。 地元メディアによると、男性は11年3月、自宅の屋根の上に上がり、ムハンマドを侮辱する言葉を大声で叫んだとされる。動機など詳細は不明。