2012年11月13日 16:45 | 無料公開
富士山=9月
内閣府は13日までに、富士山で大規模な噴火が起きた場合、東京都内の主要道路に降り積もった火山灰を取り除くのに少なくとも4日かかるとの試算をまとめた。
全国で想定される大規模噴火によるインフラなどへの影響や対策を検討するため、富士山をモデルとして推計した。内閣府は降灰対策や避難方法などを盛り込んだ提言をまとめる予定。
最後の噴火だった江戸時代の宝永噴火(1707年)と同じ規模で、16日間降灰が続き、都全域に1センチが積もったと想定。降灰量は1782万立方メートルで、このうち、主要幹線道路分除去に、都の道路車85台を休みなく稼働しても90時間かかるとしている。