山形で子孫繁栄祈る伝統行事 花婿、花嫁に変装し行列 

男性が花嫁に、女性が花婿に変装して行列する伝統行事「むじなのむかさり」=11日夜、山形県村山市

 山形県村山市で11日、子孫繁栄と豊作を願う伝統行事「むじなのむかさり」があった。キツネの嫁入りにちなんだ行事で、男性が花嫁に、女性が花婿に扮し、キツネの面をつけた子ども約20人にたいまつで照らされながら町内を練り歩いた。

 ことしカップル役に選ばれたのは、市内の会社員高梨光秀さん(24)と、会社員堀井美里さん(23)。変装した2人が村山市楯岡馬場地区の会場に現れると拍手と歓声、笑いが起こった。

 花嫁姿の高梨さんは「着付けに2時間かかり、着物は重くてきつい。女性って大変だと思った」と苦笑い。


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