神戸から大槌へ「希望の灯り」 阪神大震災慰霊の火 

岩手県大槌町に新設されたガス灯に分灯される「1・17希望の灯り」。火は神戸市と岩手県陸前高田市、福島県南相馬市から運ばれた=11日午後

 阪神大震災の犠牲者を慰霊するガス灯「1・17希望の灯り」の火が、東日本大震災から1年8カ月がたった11日、岩手県大槌町に新設されたガス灯に分灯され、町民らが犠牲者の追悼と震災からの復興を祈った。

 ガス灯は、津波にさらわれ更地となった町内を一望できる高台の公園に設置。この日、黙とうをささげた後、碇川豊町長ら関係者が神戸市から届いた火を、ろうそくでそっとガス灯に移した。

 分灯は大槌町を支援していた「敦賀みなとライオンズクラブ」(福井県)が「希望の灯り」を管理する神戸市のNPO法人に依頼し実現した。


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