ダライ・ラマ、沖縄で非暴力訴え 「対話通じて平和を」 

集まった女性らと握手するダライ・ラマ14世=11日、沖縄県糸満市

 来日中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は11日、那覇市で講演し「21世紀は対話を通じて、平和を築く時代にしていかなければならない」と非暴力の重要性を訴えた。

 14世は、広島市や長崎市に原爆が落とされたことなどから「20世紀は流血の世紀だった」と指摘。「人はそれぞれ考え方が違うが、他者への尊敬の気持ちを失わずに対話を広げ、非暴力を実践するべきだ」と強調した。

 中国政府は中国で相次ぐチベット族の焼身自殺について、14世が扇動していると非難しているが、この問題への言及はなかった。

 14日まで日本に滞在予定。


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