2012年11月11日 17:09 | 無料公開
集まった女性らと握手するダライ・ラマ14世=11日、沖縄県糸満市
来日中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は11日、那覇市で講演し「21世紀は対話を通じて、平和を築く時代にしていかなければならない」と非暴力の重要性を訴えた。
14世は、広島市や長崎市に原爆が落とされたことなどから「20世紀は流血の世紀だった」と指摘。「人はそれぞれ考え方が違うが、他者への尊敬の気持ちを失わずに対話を広げ、非暴力を実践するべきだ」と強調した。
中国政府は中国で相次ぐチベット族の焼身自殺について、14世が扇動していると非難しているが、この問題への言及はなかった。
14日まで日本に滞在予定。