中間貯蔵施設で業務発注へ 環境省、構造や安全性検討 

 福島県内の除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設の整備をめぐり、環境省は9日までに、施設の基本構造などを検討するための業務の入札募集を始めた。施設の候補地選定などに向け基礎的な情報を得るのが目的としており、月内にも業者に発注する。

 中間貯蔵施設をめぐっては、政府が福島県双葉郡内の双葉、大熊、楢葉の3町への設置を要請。計12カ所を候補地として示し、地質調査の実施を打診しているが、県や3町は応じていない。

 環境省によると、発注する業務は計3件で、中間貯蔵施設の基本構造、地震・津波に対する安全性、放射線関連の安全性をそれぞれ検討する。


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