2012年11月9日 04:00 | 無料公開
【ワシントン共同】熱帯に広くみられるサンゴの隙間にすむ小型のハゼが、サンゴからの“救難信号”に応じて毒性のある海藻を掃除する習性を持つことが分かったと、米ジョージア工科大のチームが8日、米科学誌サイエンスに発表した。 ハゼはサンゴの枝の間に隠れて外敵から身を守るだけでなく、藻を食べることでも利益を得ているらしい。チームは「サンゴが藻を追い払うために小さな用心棒を雇っているようだ」と巧みな共生関係に感心している。 チームは南太平洋のフィジーで、サンゴの一種ハナガサミドリイシを観察。