もんじゅ試運転、来年末に再開案 運転は10年間、原子力機構 

 日本原子力研究開発機構は8日、高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の試運転を2013年末にも再開し、10年間程度運転するとの計画案を文部科学省の作業部会に示した。作業部会は課題を検討し、12月までに計画の概要をまとめる。

 政府が新たなエネルギー・環境戦略で、もんじゅは高速増殖炉開発の成果取りまとめをし「年限を区切った研究計画を策定、研究を終了する」と位置付けたことを受けた対応。だがこの日示したのは、東京電力福島第1原発事故前に計画した運転期間を維持する内容で、批判の声が高まりそうだ。


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