松江で汽水湖サミット開催 環境保全探る 

松江市で開かれた汽水湖環境サミット=6日

 松江市は6日、汽水湖を抱える北海道や青森県の漁業関係者らを招き、環境保全の在り方やシジミなどの資源の回復を探る「汽水湖環境サミットin松江」を開催した。

 サミットでは、北海道大の中尾繁名誉教授らが湖の仕組みや生態系、宍道湖(松江市)など汽水湖でしか生息できないシジミの全国的な漁獲量が減っていることなどをテーマに講演した。

 また北海道のサロマ湖や青森県の十三湖など各地の漁業組合がそれぞれ、水質改善やシジミの漁獲高回復に向けた取り組みを紹介した。

 湖の水質浄化のために、農業組合と連携した取り組みを紹介した網走漁業協同組合は「ぜひ2回目、3回目のサミットを」と呼び掛けた。


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