名古屋中心部、高速直下に活断層 名大、広島大が調査 

 名古屋市内を南北に縦断するこれまで知られていなかった活断層が2本存在するとの分析結果を、名古屋大と広島大のチームが5日までにまとめた。一部は約5キロに渡り高速道路の直下を走るとみられ、防災計画にも影響する可能性がある。

 大都市部は商業施設や住宅が密集、高速道路や鉄道などのインフラも集中しており、地表のずれにもろい側面がある。調査手法の進歩などにより隠れた活断層を見つけやすくなっており、名古屋市以外の大都市圏でも調査が今後の課題となりそうだ。

 今回確認された全長はそれぞれ約10キロだが、さらに延長することも考えられる。


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