仙台と神戸の被災者交流 震災後の悩み語る 

神戸市の会場と仙台市の仮設住宅とをインターネット中継で結ぶイベントで、阪神大震災の経験を語る太田敏子さん=4日午後、神戸市中央区

 神戸市のNPO法人「防災白熱アカデミィ」は4日、神戸市中央区の会場と仙台市若林区にある仮設住宅をインターネット中継で結び、阪神大震災の経験や東日本大震災の被災地の課題や現状を語り合うイベントを開いた。仙台の参加者からは「家の再建にはどれくらい時間がかかったか」との質問も出た。

 仮設住宅の松木ひろみ副自治会長は「住民の出身地は宮城県亘理町や福島県相馬市などばらばら」と話し、野菜作りや仙台の伝統芸能「すずめ踊り」を通じて住民間の交流を図っていると報告した。


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