オバマ氏、ハリケーンで得点 救援活動指揮に高評価 

31日、米ニュージャージー州アトランティックシティーの空港で、オバマ大統領(右)を迎える共和党のクリスティー同州知事(AP=共同)

 【ワシントン共同】米東海岸を襲ったハリケーン「サンディ」への対応に専念するため、選挙運動を3日間中断、救援活動や被災者支援を陣頭指揮したオバマ大統領の姿勢について、米国民の78%が「素晴らしい」または「良い」と好意的に評価していることが10月31日、ワシントン・ポスト紙などの緊急世論調査で明らかになった。

 接戦のままで投票日を今月6日に控え、共和党のロムニー候補と競り合う激戦州の遊説を短縮したのは痛手だが、オバマ氏は「有事に頼りになる大統領」との印象を強め得点を上げた。ただ復旧が遅れれば批判が高まる恐れもあり、選挙運動再開後も息の抜けない対応が続く。


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