オウム施設一斉立ち入り 元幹部の捜査終結受け、公安庁 

 公安調査庁は1日、団体規制法に基づき、オウム真理教施設や教団元幹部が設立した「ひかりの輪」の施設に対する一斉立ち入り検査を始めた。

 15都道府県の計29カ所に入る予定。全国規模の検査は昨年8月以来。

 オウム真理教による一連の事件で特別手配されていた元幹部平田信被告(47)らが起訴され、捜査が今年9月に終結したことを受けて、あらためて活動状況を把握する必要があると判断した。

 公安庁によると、検査先は教団主流派「アレフ」(信者数約1300人)の施設が21カ所、元幹部上祐史浩氏が設立したひかりの輪(同約200人)の施設が8カ所。


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