共同通信、別人写真誤配信で謝罪 「大変な人権侵害」 

 兵庫県尼崎市の連続変死事件をめぐり、角田美代子被告(64)の写真として無関係の女性(54)の写真が複数のメディアに掲載された問題で、共同通信は31日、女性の代理人弁護士に謝罪した。

 共同通信は23日に女性の写真を配信、30紙以上が掲載した。弁護士と面会した宮城孝治大阪支社長は「大変な人権侵害で申し訳ない。女性にも早く会って直接謝罪したい」と述べた。

 共同通信は1993年の集合写真から和服姿の女性の写真を切り取り、美代子被告の顔写真として配信した。美代子被告を知る人から確認していたが、30日に女性が「写真は私」と名乗り出て、31日に再取材。子ども同士が同級生という人物から、和服姿の写真が間違いなく名乗り出た女性だとの証言を得た。


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