夏の賞与、2年連続減少 建設業で大幅、製造業も 

 厚生労働省が31日発表した2012年夏期賞与の結果によると、従業員5人以上の事業所の今夏の賞与は、昨夏に比べ1・4%減の35万8368円と、夏としては2年連続前年を下回った。冬の賞与も合わせると、10年の冬季賞与以降4期連続で、前年比減となった。

 最も減少幅が大きかったのは12・5%減の建設業で、33万9109円。回復傾向にあった製造業も、日本経済の減速を背景に悪化に転じ、3・1%減の47万1888円だった。

 厚労省は今冬の賞与について「リーマン・ショックからの回復が頭打ちとなっており、今後も減少が続く可能性がある」としている。


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