NY交通網の復旧わずか 「未曽有の災害」と市長 

ハリケーン「サンディ」に襲われ、全面運休が続く米ニューヨークの地下鉄=30日、サウス・フェリー駅(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】温帯低気圧に変化したハリケーン「サンディ」に襲われたニューヨーク市のブルームバーグ市長は30日、記者会見で「われわれにとり未曽有の破壊的暴風雨だった」と述べた。電力と交通網の復旧を最大課題としたが、同日の公共交通機関の再開はバスの一部にとどまり、地下鉄は全面運休が続いている。

 AP通信によると死者数はさらに増え、米国とカナダ合わせて40人になった。

 会見でブルームバーグ市長は「停電は多くの場所で2、3日以上続く」とした。現在も緊急通報電話の「911」(日本の110番、119番両方に相当)は混雑し、応答まで5分待ちだと述べた。


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