来月5日から日米演習、正式発表 中国に配慮し公開せず 

 防衛省統合幕僚監部は30日、自衛隊と米軍による日米共同統合演習を日本周辺の海域と空域で、11月5日から16日まで行うと正式発表した。

 防衛省は訓練内容や訓練場所について詳しい説明を避け、「諸般の事情がある」として報道公開しない。尖閣諸島をめぐって対立する中国に配慮したとみられる。

 同演習は当初、沖縄県の無人島、入砂島を使った離島奪還訓練をする方向で調整。日米両政府内で、中国を刺激するとの懸念が強まって内容の再検討を迫られ、開始直前まで発表がずれ込んだ。防衛省は「入砂島は使わない」としており、海上を陸地に見立てた模擬訓練をする方向。


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