作業員1人の死亡確認、高知 生き埋め事故 

捜索活動が続く作業員2人が生き埋めになった事故現場付近=29日午前6時10分ごろ、高知市

 高知市朝倉横町の下水管工事現場で作業員2人が生き埋めになった事故で、同市消防局は29日未明、レスキュー隊員を縦穴に入れて捜索活動を始めた。午前8時すぎ、縦穴から1人を搬送したが、高知県警によると、死亡が確認された。

 高知県警によると、死亡したのは作業員吉田勉さん(49)=松山市。消防は29日午前、土砂の中からさらに1人の男性を発見した。作業員の松永二三生さん(63)=同=とみられる。

 捜索は土を手で掘って進めたため、注入した薬剤が手首や脚の皮膚に付着し、8人が化学熱傷を負って一時中断した。8人は病院に搬送されたが、命に別条はない。


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