光市母子殺害、29日再審請求へ 広島高裁に新証拠の鑑定結果提出 

 1999年の山口県光市母子殺害事件で、殺人や強姦致死罪などに問われ、3月に死刑が確定した大月孝行死刑囚(31)の弁護団が28日、広島市内で弁護団会議を開き29日に広島高裁に再審請求することを決めた。

 弁護団は29日午前11時から記者会見する。5月には東京都内で開いた報告集会で、新たに実施した大月死刑囚の精神に関する鑑定結果を新証拠として提出することを明らかにしていた。

 大月死刑囚の死刑確定は66年以降の少年事件で犯行時の年齢が最年少。

 確定判決によると、大月死刑囚は99年4月、会社員本村洋さん宅に押し入り、妻弥生さんと長女夕夏ちゃんを殺害するなどした。


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