再稼働容認の現職再選、薩摩川内 市長選で新人破る 

 九州電力川内原発の再稼働が争点となった鹿児島県薩摩川内市の市長選が28日投開票され、再稼働容認派で無所属現職の岩切秀雄氏(70)=民主、自民、公明、国民新推薦=が、再稼働拒否を訴えた無所属新人の共産党地区委員長山口陽規氏(59)=共産推薦=を破り、再選を果たした。

 任期満了に伴う市長選は、衆院鹿児島3区補欠選挙、市議選とトリプル選となった。投票率は70・31%で過去最低。

 岩切氏は「国が責任を持ち、安全な原発は再稼働させるべきだ」と指摘。観光産業育成などによる雇用の確保も主張した。


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