家族会議苦に自殺も 尼崎の連続変死事件 

角田美代子被告の自宅マンションのベランダ周辺を調べる捜査員=28日午後、兵庫県尼崎市

 兵庫県尼崎市の連続変死事件で、別の事件で起訴された角田美代子被告(64)の養子のいとこで、滋賀県に住んでいた男性の一家が兵庫県西宮市のマンションで美代子被告の関係者と同居させられ、精神的に追い詰められた男性が飛び降り自殺していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

 自殺した男性は20代で、金銭などをめぐり、互いを批判する「家族会議」を強要されていた。尼崎東署捜査本部は男性が「憔悴していた」との証言も得ており、精神的に追い詰められたのが自殺の原因とみて、詳しい経緯を調べている。


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