連動地震、2府7県が防災訓練 神戸、被災者ヘリ救助 

東海、東南海、南海の連動地震を想定し、ヘリコプターでの救助活動などが行われた合同防災訓練=28日午前、神戸市の神戸空港島

 東海、東南海、南海の連動地震に備え、近畿を中心とした2府7県が参加する合同防災訓練が28日、神戸市の神戸空港島で行われた。

 訓練は和歌山県沖でマグニチュード(M)9の地震が発生し、兵庫県南部や淡路島で大きな被害が出たとの想定。

 午前9時に、地震で建物が倒れる大きな音と避難を促すアナウンスが会場に流れると、倒壊ビルの屋上から和歌山県のヘリコプターで被災者を救出する訓練や、津波で流された海上の漂流者を自衛隊ヘリで救助する訓練が繰り広げられた。

 各自治体や自衛隊、消防、病院など約180機関の約3千人が参加し、連携や手順を確認した。


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