尼崎の連続変死「家族会議」強要 連続1週間、帰宅許さず 

角田美代子被告の自宅マンションを家宅捜索する兵庫県警の捜査員=27日午後2時57分、兵庫県尼崎市

 兵庫県尼崎市の連続変死事件で、別の事件で起訴された角田美代子被告(64)が、知人の親族を尼崎市の自宅マンションなどに集め、再三にわたり「家族会議」を強要していたことが27日、親族への取材で分かった。1週間連続で話し合いを続け、帰宅は許されず、周囲から暴行も受けたという。

 親族は、美代子被告らが起訴されたドラム缶事件で、遺体で見つかった大江和子さん=当時(66)=への傷害致死罪などでともに起訴された川村博之被告(42)の家族。川村被告が離婚や子どもの養育について美代子被告に相談。親族の意見を求められたのが発端だった。


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