NEC、4年ぶりに黒字転換 9月中間決算 

 NECが26日発表した2012年9月中間連結決算は、純損益が79億円の黒字だった。前年同期は109億円の赤字で、中間期としては4年ぶりの黒字。企業向けの情報システムや国内の通信事業者の設備投資などが好調で、業績が改善した。

 売上高は前年同期比0・3%増の1兆4478億円だった。液晶関連の特許を台湾・鴻海精密工業に約95億円で売却したことなどが寄与した。

 26日に記者会見した遠藤信博社長は、グループで1万人規模の人員削減を柱とする構造改革の進捗を説明。「当初の計画を完了した。年間400億円の改善効果を実現できる」と強調した。


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