法相「体調不良」で数日間入院 首相、事態を注視 

週刊誌報道に関して記者会見する田中法相=12日、法務省

 暴力団との関係や外国人献金問題の責任を取って辞任することが確実な情勢になった田中慶秋法相は19日、体調不良を理由に検査を受けた東海大付属東京病院(東京都渋谷区)に数日間の予定で入院することを決めた。病院が明らかにした。

 野田佳彦首相は自民、公明両党首との会談後、法相の進退問題について記者団に「検査状況を踏まえ検討する」と述べ、事態を注視する意向を表明した。藤村修官房長官は記者会見で「精密検査の様子を見守る」と述べた。

 病院によると、田中法相は胸の痛みを訴えており、病室で安静にしている。詳しく検査するが、自ら藤村氏に電話し「辞任の意向はない」と連絡した。


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