死亡男児、脳炎接種初めて 院長「原因分からない」 

 岐阜県美濃市の平田こどもクリニックで日本脳炎の予防接種後に死亡した小学5年の男児(10)は、就学前に3回受けるのが標準とされる定期接種を受けておらず、今回が初めての接種だったことが18日、クリニックへの取材で分かった。

 平田正士院長(73)は「適正な方法で接種した。別のワクチンを打ち間違えたこともない。原因は分からない」と話している。クリニックによると、一緒に接種した小3の妹(9)に異常はないという。

 県警関署によると、男児は17日夕に接種を受けた後、意識不明になり、接種から約2時間半後に死亡が確認された。


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