森口氏の映像、別のに類似と報道 読売テレビ 

 森口尚史氏が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたと主張した問題で、読売テレビ(大阪市中央区)は17日までに、同氏が資料として一部メディアに提供した動画が、2年前に同局が放映した無関係の手術映像に似ていると報じた。

 問題の映像は今月、森口氏がニューヨークで、心筋細胞から作ったiPS細胞を患者の心臓に移植した場面だとして一部メディアに提供したもの。読売テレビも「画期的な治療が行われた」という趣旨の報道に使用。

 しかしその後、同局は調査を進め、映像が2010年7月14日放送の同局の情報番組で使った京都府立医科大の手術映像と類似していることが分かった。


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