2012年10月16日 20:40 | 無料公開
東京医科歯科大が開いた、森口尚史氏と同大教授との共著論文に関する調査委員会=16日午後、東京都文京区
森口尚史氏が人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の治療をしたと主張した問題で、東京医科歯科大(東京都文京区)は16日、森口氏と同大教授との共著論文に関する調査委員会の初会合を開いた。
多数の共著論文がある佐藤千史教授(保健衛生学)から事情を聴取。今後も会合を開き、共著の理由や妥当性を調べる。調査委員会の委員長は森田育男同大理事。
佐藤教授は学生時代の森口氏を指導し、米国での虚偽の学会発表のもととなった論文案にも名を連ねている。