熱中症搬送4万3864人 7~9月、消防庁まとめ 

熱中症による救急搬送者数の推移(7~9月の合計、総務省消防庁調べ)

 7~9月に熱中症で救急搬送された人は4万3864人で、2008年の調査開始以降では10年(5万3843人)に次ぎ2番目に多かったことが16日、総務省消防庁のまとめで分かった。各地で最高気温35度以上の「猛暑日」が続いたことが影響した。

 医師の初診時に死亡が確認されたのは73人、3週間以上の入院が必要な重症は940人だった。死者数は10年の167人から大幅に減っており、消防庁は「熱中症が知られるようになり、早めに救急車を呼ぶようになったのでは」とみている。

 今年の搬送者は、7月が2万1082人で同月として最多。8月は1万8573人、9月は4209人だった。


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