内閣府、森口氏参加の研究を調査 国や関係大学 

 森口尚史氏(48)が人工多能性幹細胞(iPS細胞)の臨床研究をしたと虚偽の発表をした問題で、内閣府が15日、森口氏が参加する東京大の研究プロジェクトについて調査を始めるなど、国や関係する各大学が調査に乗り出した。

 文部科学省の科学研究費助成事業では、2001~05年度に補助金を出した研究2件について、森口氏が研究分担者として関わっていたことが判明。今後対応を検討する。既に厚生労働省が、森口氏が過去に関わった同省の研究3件の調査を始めている。

 森口氏の共同研究者が所属する東京医科歯科大は調査委員会を設置し、16日に初会合を開くことを決めた。


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