2012年10月13日 12:43 | 無料公開
人工多能性幹細胞(iPS細胞)を臨床応用したと主張する森口尚史氏の研究について、論文の共著者とされる杏林大講師の上村隆元氏は13日、大学を通じて今回の研究への関与を否定した。 杏林大広報室によると、上村氏は1997年、米ハーバード大の講座で森口氏と知り合った。その後、2003年ごろと06年の2回にわたり、iPS細胞とは別のテーマで共同研究した。 しかし、ここ3年ほどは話をしたこともなく、上村氏は「(今回の研究について)一切連絡はなく、どうして自分の名前が出たのか分からない。iPS細胞の研究をしていることすら知らなかった」と話しているという。