日欧の音楽交流資料を展示 140点、東京で 

「ウィーン楽友協会資料館」所蔵の浮世絵

 江戸期の日本の楽器などを描いた当時のフランスの百科事典など、16世紀から20世紀までの日欧の音楽交流を示す資料約140点の展覧会が6日、東京・赤坂のサントリーホールで始まった。

 歴史的な作曲家の自筆譜や楽器などの収集で知られる「ウィーン楽友協会資料館」の所蔵品で、ほとんどが日本初公開という。ブラームスが所蔵していたという日本の音楽の楽譜や、チェロを持つ女性の明治初めの浮世絵などが含まれる。研究者らは「欧州の人々が日本に強い関心を持っていたことを示す貴重な資料」としている。

 展覧会は12日まで。入場料千円。


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