ハリポタ作者の新作発売へ 社会や人間の暗部を描く 

12月に日本で発売されるJ・K・ローリングさんの新作「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」

 全世界で累計4億5千万部が読まれた「ハリー・ポッター」シリーズの作者J・K・ローリングさん(47)による新作「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」を、講談社が12月1日に発売する。少年少女が魔法を使って活躍するファンタジーから一転、社会や人間の暗部に切り込んだ大人向けの小説。9月下旬に発売された欧米では既にヒットして賛否両論を引き起こしており、日本でも話題となりそうだ。

 物語の舞台は、現代の英国郊外にある架空の町。教区会評議員の男性が突然亡くなり、その補欠選挙をめぐり町のさまざまな対立が顕在化する。薬物依存など深刻な問題が描かれ、登場人物の心の闇も浮かび上がる。


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