イオン、中国・青島の店再開へ 反日デモ破壊、被害7億円 

 イオンは4日、中国で起きた反日デモに乗じた破壊行為により、大きな被害を受けた山東省青島市の「ジャスコ黄島店」の営業を、11月下旬に再開する方針と発表した。

 同店の被害総額は、商品や備品などを含め約7億円と判明。同社は「保険の適用などで今期の業績への影響はほとんどない見込みだ」としている。破壊行為に伴う顧客や従業員などの人的被害はなかった。

 9月15日の反日デモでは、一部暴徒化したデモ隊が店舗内に乱入。設備が破壊されたり、商品が略奪されたりした。その後、地元客らから営業の再開を待ち望む声が多く寄せられていたという。黄島店は2005年12月に開業した。


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